県内でそれなりの進学校だったので、同級生にも薬学部を目指している人もいました。理系の勉強は、生物や地学は先生のお話も面白いと思うけれど、物理や化学は訳もわからないまま暗記するしかないものと思っていましたので、化学が得意で薬学部を目指す人とはあまり親しくなれませんでした。

でも、今になってみれば、高校時代にすでに薬剤師になろうとしっかりした人生設計をしていた彼女たちは偉いな~と思います。漠然と、学校を卒業して何年か会社勤めをしたら結婚して主婦になるんだろうなくらいしか思い描いていなかったので、いざもう一度仕事を始めたいと思って求人雑誌や求人サイトを眺めても、なかなか思うようなお仕事に就けそうもありません。それに引き換え、薬剤師の求人を目にしてしまうと「うらやましい」の一言に尽きます。薬剤師の求人を目にするたびに、そんなに親しくもなかった同級生のことを思い出してしまいます。

以前の職場で一緒に働いていた人の弟さんは、薬学部を出て医薬品の会社で働いていたそうですが、何かのトラブルがあったのか、研究の方から営業に回されることになったので、いきなり会社を辞めて地元に帰ってきたそうです。そして、しばらくブラブラしていたけれど、薬剤師の求人はいくらでもあるから心配しなくてもいいと親や兄弟には言っていたそうです。

そして、実際に就活を始めたらすぐに大きな病院の門前薬局と、当時再開発していた駅前に新しくできる薬局とから声がかかって、どちらもびっくりするくらいの好待遇競争だったそうです。たとえて言えば、不動産屋さんが店舗ごとにその規模に応じた宅建資格者がいないといけないのと同様に、薬局も薬剤師の資格のある人が必要なので、地方の町では引っ張りだこなんですね。

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